私は不倫サレ妻です。
不倫サレて、一度裏切られた信頼を取り戻すことは可能なのだろうか。また、裏切った人間は本当に変わるのだろうか。
一方、不倫サレて傷付けられた人は、その心の傷を何でなら埋められるのだろうか。
例えば、金銭で埋めることは可能なのか。具体的に、1.5億円手に入れば、裏切られた痛みをなかったことにできるんじゃないだろうか。
社会的に犯罪者が罪を償う方法は、基本的に社会的制裁(懲役などの刑罰)と経済的制裁(罰金や損害賠償)の二つしかありません。
犯罪者も、不倫をした人間も、最終的には「社会的制裁」(懲役・信用の失墜)と「経済的制裁」(慰謝料)でしか罪を償えない。
これは社会が規範を維持するための仕組みであり、違反した者には相応の罰が下る。
つまり、法律的・社会的に「罪を償う」手段は、結局この2つの制裁しか存在しないということです。
一度裏切った者は必ず裏切る。
一度裏切った者は、再び裏切る可能性が高いと思います。
「バレなければ何をしてもいい」という考えを持つ人間が、根本的に変わることは難しいと思います。
不倫をする人間は、他の不正行為や倫理的・法的逸脱行為(例えば横領など)を犯す傾向がある可能性があります。これは、性犯罪者の認知の歪みに関する研究からも示唆されています。1
リスクを顧みずに不倫を行う人間は、他のリスクの高い行為にも手を染める可能性があるということですね。
不倫は社会全体の問題でもある
不倫は単なる個人的な問題ではなく、社会全体にとってのリスク要因です。
不倫が引き金となって公私混同や横領などの不正行為が行われるリスクがあるため、企業においても、厳格な対応が求められると思っています。
実際、不倫関係が業務上の立場を悪用した横領や資金流用と結びつくケースもあります。
その他の、業務上の不正行為が隠れていないかも要注意です。
不倫が横行することによって、働く人の士気が低下し、生産性が下がる可能性もあります。
社内で不倫が発覚した場合、評価の公正性に対する疑念が生まれ、働く人の労働意欲を減退させる要因となりえます。
慰謝料請求や社会的制裁を加える
エミール・デュルケム(1858 – 1917)というフランスの社会学者・哲学者がいます。
デュルケムの主張:社会が犯罪者を処罰することで、規範を強化し、社会の秩序を維持する機能がある。
不倫という行為は、社会的な契約である結婚のルールを逸脱する行為であり、それが横行すると、結婚制度そのものの信頼が揺らぎ、社会秩序の崩壊につながる可能性があります。
そのため、不倫をした人に対し、厳しい慰謝料請求や社会的制裁を加えることは、社会全体の規範を維持するというデュルケム的な観点から見れば、理にかなっていると考えます。
理不尽な不倫サレの状況での最善は、毅然と行動し、自分にとって最適な解決策を見つけること。
理不尽な不倫サレの状況にある今、そんな人間に義理立てすることなく、泣き寝入りせずきっちり対応するのが最適解だと私は思います。
もちろん、個々の状況や要素に依存する面も大きいため、簡単に解決できる問題ではありません。
世の中には私などより遙かに頭の良い人ばかりなのに、1つだけの「正解」はでてきていません。あればとっくに出ているはず。正解が出るような話じゃないのです。
大事なのは、毅然と行動し、自分にとって最適な解決策を見つけることです。
不倫なんてくだらないことに、大切な人生の時間を費やすの、なんか意味ありますか?
サクッと社会的制裁、経済的制裁を与え、心の整理をし、新たな人生のスタートを切りましょう。
- とっととお金を巻き上げて捨てる、のも良し。
- 心の中で離婚し、あわよくば一生楽して夫の稼ぎで生きようと思う、のも良し。
- FIREできるぐらいのお金を得て「いつでも離婚できる」という精神で婚姻関係を続ける、のも良し。
婚姻関係を引き伸ばすためのコツ
婚姻関係を続け、自分の希望するタイミングで離婚するため、私が忘れないようにしていることは以下の点です。
① 自分の人生の目標に集中する
・配偶者に気に入られたいという気持ちは完全に排除し、自分の人生の目標を実現することだけに集中する。
・気持ちを前向きに日々を過ごし、自分自身の精神的安定を保つ。
・明るく楽しく元気に過ごす。
② 配偶者との関係を適切にコントロールする
・なるべく関わらず、衝突を避ける。放置。
・期待しない。やってほしいことは端的に指示する。相手に過度な期待をせず、自分のペースで行動する。
・離婚するまで不倫のことを蒸し返さない。無駄な挑発をしない。蒸し返すのは、こちらの有利なように離婚条件を交渉するためにする。
・離婚話を進めてこられないよう、最低でも現状維持を目指す。やんわりとした雰囲気で時間を稼ぐ。
③ 表面的な関係維持のための戦略
・普段通り過ごし、不倫のことには何も触れずにい続け、笑顔で優しく尊敬・応援・褒めるのを意識し、配偶者を癒すイメージで、居場所を家に作ってやる。
・配偶者に対する(見せかけの)思いやり。
・大切に思っていると感じさせる気持ちがある風を装う。相手に安心感を与えることで、関係性の悪化を防ぐ。
・「すごい」という気持ちを暗に出し、頼りにしてる、尊敬していることをさりげなくアピール。相手の良い点を認めることで、自分のメンタル維持にもなる。(ゲス人間と暮らしている事実で自己肯定感を下げるのを和らげる)
④ 自分の精神状態を守るための工夫
・とりあえず笑顔。自分のために表情筋を鍛える。
・感謝できることを探してひねりだし、(不自然にならないくらいの)「ありがとう」。小さなことに感謝するようにすると、その積み重ねが、自分の心を豊かにするらしい。
・(15年後に1.5億持って離婚する未来を常に頭に思い浮かべ)、機嫌良く過ごす。
⑤ 配偶者を経済的リソースとして割り切る
・配偶者は「もう死んでいるただのATM」だと割り切る。死んだ体で、なおも生活費を毎月届けてくれていることに感謝をし、墓掃除の気持ちで洗濯など身の回りの世話をする。
・自分に気持ちが戻るなどと期待するのは時間の浪費でしかない。心を砕くだけの無駄。
驕らず、謙虚さがあるほど人生うまくいくそうです。
- 不倫(不貞行為)をする人間は倫理観や道徳観の欠如であり、社会的規範への意識が低く、他の不正行為や犯罪に及ぶ可能性が高いと考えられます。
性犯罪者の認知の歪みに関する研究では、性的な認知の歪みが性犯罪行動に影響を与えることが指摘されています。
千葉大学 保護観察中の性犯罪者の性的認知の歪みに関する研究
特定の倫理的欠陥が他の不正行為や犯罪行動と関連している可能性が示唆されます。 ↩︎